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世界はあなたをどう扱ってる?

無題

Captain Seina

今は上の階の工事が煩いけど、日々の暮らしは、結構気に入ってる。
不思議なもので、部屋が散らかるとどんどん散らかる。片付くと、どんどん片付く。
最近は、掃除が趣味のようにもなり、お天気のいい日は雑巾をもって、うっかり、拭ける所を探していたりする。
日当たりがいいので、この時期でも天気が良ければ暖房を入れなくてもお昼は18度くらいになる。日差しが入ると明るいので汚れもよく見える。気になると拭き掃除をしてしまう。
殆ど家から出たがらない私だけど、気分は全く滅入らない。だけど、曇りの日が続くとちょっと気分が滅入る。日当たりがこんなに気分に作用するとは思ってもなかった。
洗濯物は、お天気のいい日だと、この時期でも3~4時間で乾く。
この家に来て、日当たりがいいという事はこんなに気分がいい事だとは知らなかった。ちなみに夏は太陽の角度が変わるので、日差しはベランダまでしか入らない。
こんな、何でもなさそうな事が、幸せに感じられる、こんな日々でいいのかと、現代社会の片隅で時々不安になったりも、ちょっとする。

珍竹林のママと時々電話で話す。
最近の話題は、掃除、お花、萩焼。
この辺りの話題となるとママは流石すぎる。自分がそんなことを喜んで話す日が来るなんて、若い頃、いや、ここに越してくる前には想像することもなかった。
片付いた日の当たる部屋で、お花をいじる。
「へーーーーー!こんな風に芽が出るんだ」「へええええええ、こんな感じでつぼみが出てるんだ」
見ていて飽きないんだ。やばい。
去年のバジルの時もそうだったけど、今までそんな事全く興味もなく、見向きもしなかったので、発見が多い。

ママが「あんた、暇なんやね」とぼそっという。
「いや、ゆとりがあるんだね」と、言い直す。
「ねぇ、ママ、主婦っていうのも大変ね。起きてから、掃除して、洗濯したりしてたらあっという間に2~3時間たっちゃう。ひとりでもこんななのに、家族が居たらどうなるのかしら。だけど、お家がきれいだと気持ちがいいね」
「そうでしょ。」
ママこそ、かなりの掃除好き。

部屋が片付くと、確かに気持ちもすっきりして、色々な作業もしやすいし、心と頭の中にゆとりが出来る。
お洗濯も、お布団カバーの交換も、キッチンの作業もやりやすい。
時々忙しい時もある。そうすると、ゆとりが無くなる。
ちょっとずつ散らかっていく。

ちょい面倒だと思っていたけど、コーヒーも毎回豆を挽くようになった。ひとり分は55回まわす。
去年の暮れに作った柚子胡椒が美味しい。
農家さんが安くて美味しい野菜を売りに来てくれるので、野菜の摂取が増えた。
こんなに、野菜好きになる日々が来るとは思ってもなかった。

案外、結構、まぁまぁ、丁寧に暮らしている、っぽい。
いやいや、雑なところも多い。

困った事に、家の中が日当たりがいいし、きれいに片付いて、清潔だと、旅に出たくなくなる。
いや、もしかしたら、自分の家が居心地が良くて、外に出たり、旅に出たりしたくなくなるという事は、ある意味、「理想的な暮らし」に近づいているのかも。
いや、きっと、もう少ししたら退屈になって、旅に出るのかも。時々自分に刺激やショックを与えたい。だけど、キューバが刺激とショックと疑問が多すぎてまだ消化が出来ていない。

家が片付いて、清潔だと、気分がいい。
人は環境に対応して、変化をしていくんだなぁ、と。

いや、いつまでこんな暮らしが続くのか解らない。また徐々に散らかる日々に戻っているかもしれない。わからんね。