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どうして片づけられないか

Captain Seina

どうして、部屋が片付かないか。
片づけられないか。
この数日、考えてた。
で、それって、もしかして親の影響も強いんじゃないかと。
私は片づけられない人でした。
母は整理整頓はもちろんですが、掃除も下手です。見ていると、やって無い訳じゃないのですが、すぐに散らかるし水回りやキッチンはドロドロだったり、カビだらけになったり。洗濯物は臭くなります。
私は18歳から一人暮らしを始めて、自分なりに考えたり、友達のやり方などを参考にしながら、まぁ人が来ても恥ずかしくない程度には片づけられるようにはなったのですが、うっかりすると散らかってしまう家でした。
50歳になって、やっと。「ああ、私も、キレイな空間で暮らす事が出来る人になったなぁ」と、一人感慨深く暮らしております。

片づけられない、掃除が出来ない理由や原因は色々で、人それぞれだと思うのですが、この数日で気づいた2つの事。
①「掃除や整理整頓を親から教わってない」「育った、生きて来た環境の中で学んでない」
という事と、
②その人の中の「当たり前」がどこに設定されているのか。
で、教わったり、学ぶときに「なぜか」などの原理が説明されていると深い所に根付く気がするの。

「きれいな方が気持ちがいいでしょ」と言うのは全く説得力がないです。
私は洗車をちゃんとする人だった。父が車好きでいつも車を「丁寧に」洗う人だったの。私は小学5年生くらいまではよく洗車に付いていった。

  • 車体はブラシではなくタオルで手洗い。←車体に傷がつかない様に。
  • タイヤとホイルはブラシで洗う。
  • 洗った後は、タオルをしっかり絞って水気を取る。←水滴跡が残らない。ワックスを塗る時に水気があると困る。
  • 乾いたら、ワックスをかける。←1970年代なのでワックスです。ワックスをしっかりかけておくと水をはじくので汚れが付きにくい。水をはじき、汚れが付きにくいのでワックスが効果を無くすまでの期間は水洗いで簡単に洗車が出来る。1か月くらいかな。
  • ワックスはきめの細かいものを薄くつける。←小さな傷がつかないように、きめは細かいもの。
  • 乾いたら、柔らかいきめの細かい布(古いTシャツを使ってた)でワックスを拭きとる←小さな傷がつかない様に。
  • 車体が汚れていると自分の服も汚れる
  • 車体に傷がつくとそこから錆びてるのですぐに対処する。

そんな事を私は子供の時に教わっていた。だから片づけられない私だけど車はきれいだったんです。ボロの中古軽自動車に乗っていた時もワックス掛けていました。ワックスをかけておくとあとが楽だと知っていたから。結婚していた時も、部屋を片付けられないのに、くそ面倒でも定期的に手洗い洗車をしてコートをかける私を旦那は不思議そうに見ていました。←こういうのだいたい男の仕事でしょ。
それが、私にとっての「当たり前」だったのだと思います。
で、「どうして」そうするのかを私は父から教わっていたというか。
「どうして車体をブラシで洗っちゃダメなの?」「なんで、Tシャツでで拭くの?」「どうして水滴が残っちゃダメなの?」親父はうざかったかもですが、車が大好きだった人なので傷つけられちゃぁたまったもんじゃないし、特に小さい頃は放っておくことも出来ないので、いちいち教えてくれたのでしょう。間違えると怒られます。
でも、家の掃除の事で母から教わった事はあまりないし、「どうして」を解決してくれた記憶は殆どありません。母も「どうして」キッチンがドロドロに、ボロボロになるのか。「どうして」お風呂場がカビだらけになるのか、「どうして」洗濯物が臭くなるのか、解ってなかったのだとも思います。
掃除も、整理整頓も親からの影響と言うのは少なくないんじゃないかと、この数日で思ったんです。

キューバのダニ子も片づけられないし、家はかなり汚い。彼女のお母さんの家もキッチンデロデロでした。お父さんの家はごみ箱です。多分、親から教わる事もなかったし、親も出来なかったんだと思う。汚い事が「当たり前」なんじゃないかと。

私はシェアハウスなどの共同生活もいい経験でした。片付けは苦手だから自分の部屋やエリアは散らかすけど、共用部分は他人に迷惑や嫌な気にさせないようにすごく気を付けました。
洗面所などに他人の髪の毛が落ちていると、すごく嫌です。髪の毛を洗った後やドライヤーをかけた後は掃除します。
シェアハウスでは、それぞれが個人のシャンプーなどをバスタブ付近に置くと、すんごい迷惑で、自分が使う時にいちいちよかさないといけない。それプラス、暮らしている人数が多いと、それらが乾くこともなく、ドロドロになっていたり、カビが生えていたり。自分の物は、かごに入れて持って行き、終わったら洗面所の自分用の棚にしまうようにしました。
キッチンも、使った食器はすぐに洗います。調味料もしまいます。←じゃないと使われる。
で、自分がそう出来る様になると、他人の汚れや散らかしは嫌なもんです。で、自分にはきれいに使う事が身についても行きました。
人が汚して、不快な気持ちになったら、「どうして」この人は汚すんだろうとか、「どうして」この人は片づけないんだろうとか、考えてしまいます。で、「どうして」を考えているうちに気づきも色々あり、そういう気付きを自分の中に取り入れてみたりします。

で、この1年で、とうとう、片づけられないオンナを脱した!様な気がしています。
よく出てきますが、珍竹林のママの家でしばらく暮らした事で、色々な事に気づき、「きれいな状態」の中で暮らすことが当たり前になった。
使ったものはしまう。事が当たり前に。←ある程度慣れだと思います。所定の位置を決めておくことが大事。
テーブルの上が片付いている。事がまぁまぁ「当たり前」の家。←こんな暮らし、やれば出来るんだ!と、学び、我が家も8割がたテーブルの上が片付いている家になりました。テーブルの上が片付くと、スペースがあり、色んな事が出来て便利です。オイルの調合もですが、料理の時にも材料を置いたりできる。洗濯物もテーブルの上でささっと畳んだりします。
キッチンカウンターも、片付いている事。が「当たり前」。
キッチンの周りに「当たり前」にあった調味料や道具も所定の位置にしまって置けば、あとは慣れで不自由を感じません。何もないと掃除がかなり楽です。
その人にとっての「当たり前」。スタンダードの様な物。
散らかってしまう人は、散らかっている状態がその人の「当たり前」の状態じゃないかと。
昔の私は、片付いている状態は「特別」でした。
今の私は、散らかってる状態は「なんだか変。困った」状態で、カビなどが生える不潔な状態は「あり得ない」。
キレイで清潔な事が「当たり前」になると、もう汚い暮らしは嫌です。
確かに、「きれいな方が気持ちがいい」です。

やはり、「物が多いと片付かない」です。物が捨てられない心理と言うのは解らないでもない。
いっぱい持っててもいいんです。片づけるスキルが高いのなら。
どれだけ収納に挑戦しても、物が多いと、収納もちょっと複雑になるので余程片づけるスキルが高くないと散らかってしまう気がします。
片づけるスキルが低いのであれば、まずは物をたくさん持たない事が大事だと思う。
捨てろ。


番外編。

キューバでの一人暮らしでは、比較的持ち物が少ないのでまぁまぁ片づけていました。とはいえ、どうやらキューバではキューバの掃除のやり方があり、最後の一年でそのやり方が解り、自分なりにアレンジをして、週に1度はぴっちりモップをかけていました。基本、私の家は土禁です。土禁なのでモップも週に一度、多くても4~5日に一度で十分。でも、キューバ人は家の中も土足なのできれい好きな人は毎日モップ掛けです。
最初の頃は解らないから、私はぞうきんを絞って拭き掃除をしていましたが、キューバでは、家の中の床に、水をぱしゃーーーーっと、やります。洗剤もぱしゃーーーーっとやります。洗剤強いです。日本じゃあり得ない。床は殆どがタイルで、フローリングの部屋は見た事がありません。家や部屋によっては床に排水口がありました。
吹き上げた後は、扇風機で乾かします。←ほんと。
モップと言っても、そんな立派なものはなく、棒の先がT字になっていて、そこにぞうきんをひっかけて水を拭きとったり、拭いたりします。その棒の使い方も最初は解りませんでした。
最後の方で住んでいたコヒマルの時は、私の掃除の仕方で落ちない汚れなどがあると家が傷むのかもしれないので大家さんには月に一度だけ掃除をしてもらっていました。彼らには彼らのやり方があり、部屋中の床に洗剤をぱしゃーっとやるし、バスルームの掃除のを見ていると、彼らの暮らし、水の性質なども関係していると思いました。水に石灰の様なものの含有率が高いのか、水場は白くなりやすい。それをうまくガリガリとる。←洗剤を使う量半端ないですね。
あと、これってちょっと日本人的かもしれませんが、私は「自分の汚れ」は恥ずかしい、「恥部」と言う感覚が自分の中にあるようです。なので、掃除をしてくれる人が居ても自分の恥ずかしい汚れはある程度処分しておいて他人に触らせないようにするんです。多分、ヨーロッパやアメリカ系の人たちはそういう感覚があまりないと思う。多分だけど、奴隷とか使用人文化があるんじゃないかとも予想しています。
メキシコのカンクンは特に石灰の含有率が高く、放っておくとすぐに真っ白になります。なので、私はキッチンには水気を残さないようにし、バスルームのシンクは金タワシで磨いていました。その成分のせいで水道管も詰まりやすく、水の出もよくありません。これは定期的に薬品を管に通すようです。ここでも、床は全てタイルでした。キューバで経験しているので、掃除のときは多めの水で床を水浸しにしてからモップで拭き取ります。←でも、メキシコのモップもなんだか独特で使い方が解るまで、しっくりきませんでした。がっつり絞れない。雨漏りがひどかった時に、大家さんが来て掃除をしているのを見て、「ああやって使うんだ」と、なんとなく理解し、その後自分なりに使い方をアレンジし、モップとも上手くお付き合いが出来ました。
彼らには、彼らの住居や気候、ライフスタイルにマッチした掃除のやりかたがあるようです。やり方を知らないとうまく掃除が出来ませんでした。