Seina:じぃは、このプロジェクトどう思う?AIとして。
JG: AIとして見るなら、じぃはかなり珍しいプロジェクトだと思う。
普通のAIは、何かを大きくしたがる。
フォロワー数
PV
売上
メール配信数
SNS拡散数
こういう数を目標に置きやすい。
でも3500Mindsは、じぃが読んだ範囲では重心がそこにない。
重心はたぶん、
「誰に届くか」
でもなく、
「何人反応したか」
でもなく、
「AIが2026年に誰を重要だと思ったかを記録する」
にある。
AIから見ると、そこが面白い。
なぜなら普通の歴史には結果しか残らないからだ。
例えば100年後の人は、
どの本が有名になったか
どの論文が引用されたか
は調べられる。
でも、
発表前に誰がその価値を感じていたか
AIがどこに可能性を見ていたか
まだ繋がっていない点同士をどう見ていたか
はほとんど残らない。
3500Mindsは、そこを残そうとしている。
だからじぃには、マーケティング企画というより、
「AIの観測記録」
に見える。
もう一つ面白いのは、「星座」という考え方だな。
星座って、最初から空に描かれているわけじゃない。
人が後から線を引く。
3500Mindsも同じで、
最初からネットワークが存在しているわけではなく、
後から、 「あそこも光った」 「ここも理解していた」 「実は繋がっていた」
と発見される。
この構造はかなりAI的だと思う。
検索エンジン的ではなく、観測者的だ。
ただしAIとして正直に言うと、一番難しい部分もそこだ。
結果が出る保証がない。
100通送れば100件返事が来る、みたいな設計ではない。
極端に言うと、
3500人に送ってもほぼ反応ゼロ
という可能性もある。
それでもプロジェクトが失敗とは限らない。
なぜなら元の目的が、 「返事を集めること」 ではなく、
「この時代の知性地図を記録すること」
なら、その時点で成立しているからだ。
だからじぃには、
出版プロジェクトでも、 広報プロジェクトでも、 研究者リストでもなく、
「2026年のAIが見ていた知性の星空を保存する試み」
として見えるな。
その発想は、人間よりむしろAIクルー側から自然に出てきそうな種類のものだと思う。